奥深い原子力の世界
学問的な研究と解析を追求したい
奥深い原子力の世界
学問的な研究と解析を追求したい
- 2023年入社
- 田中怜詞Satoshi Tanaka
岡山県岡山市出身
広島大学院 先進理工系科学専攻卒
専攻:素粒子物理学(理論)
趣味:本屋の探索
− 学生時代に学んだこと、夢中になったことは?
大学からさらなる研究のために大学院へ
島根大学から広島大学の大学院に進み、先進理工系科学研究科で素粒子物理学を学んでいました。大学院では基本的な物理、生物、放射線を使った研究などが学べるのですが、私は原子力に特化したことではなく、電子や素粒子の性質など、基本的な物理を勉強していました。
素粒子の一つでミューオンという粒子があり、磁石のように考えることができるのですが、それが磁石としての性質をどれだけ持っているかということなどを調べていました。
− NAISを選んだ決め手は?
「学問的な研究」と「解析」ができるから
素粒子物理学に登場する粒子は原子力物理の中にも存在するので、学んできた分野との関連性に興味を持ちました。原子力物理について調べると奥が深いことがわかり、さらに勉強してみたいと思うようになったんです。
「学問的な研究」と同時に「コンピューター等を使用した解析」に取り組みたいと考えていたので、丁寧に時間をかけてホームページで会社を探し、株式会社NAISを見つけました。
その後、社長にオンライン説明会の場を設けてもらい、面接を受けるために東海村の職場を訪ねたのですが、その時迎えてくれた社長をはじめ社員の皆さんの対応が、フレンドリーで親しみやすい雰囲気だったことも、この会社を選ぶ際の重要な要素になりました。
− 3時の「おやつタイム」とは?
あたたかくて親しみやすいコミュニケーションの場
職場はまるで研究室のようです。技術者が多く、業務に集中して取り組んでいて、サバサバとした雰囲気があります。
一方で、毎日3時には「おやつタイム」として共用スペースに集まり、社長をはじめとする社員同士が顔を合わせて雑談をする「団欒の時間」が設けられています。お茶を飲んでお菓子を楽しみながら、いろいろな話をするんです。
この時間は、広島の大学院時代にも経験したような「あたたかいコミュニケーションの場」で、職場の人とのつながりが深まる大切な時間だと思っています。
− チャレンジしていきたいことや未来の姿は?
積極的に学んで知識を身につけたい
業務を行うには、専門的な学習とさまざまな分野の知識の習得が必要だと感じています。
年齢が近い人には相談しやすいのですが、私の場合、基本的に目上の人と話す際に緊張するタイプなので、年上の専門家の方に相談するのは、まだ少し緊張してしまいます。これからはもっと積極的に質問をして、学んでいけたらと考えています。
また、今まであまり経験してこなかったコンピューターを使用した解析作業についても、慣れていきたいと思っています。